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趣里“朝ドラ新・ヒロイン”抜てきで「紅白」親子出演が浮上!?

Roman Samborskyi
(画像)Roman Samborskyi / shutterstock

10月からスタートするNHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』。主演女優は趣里で、知る人ぞ知る水谷豊と伊藤蘭の愛娘だ。〝親の十四光り〟に頼らず、むしろその存在を隠して努力を積み重ねてきた。初オープンも挑戦済み。新ヒロインの〝アレ〟を身体検査した!

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「これから〝お母さんに似ていく〟のを願うばかりです」(ベテラン芸能ライター)

女優で歌手の伊藤蘭(68)が先頃、デビュー50周年記念ツアーの公演を東京で開いた。

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「1973年9月1日、『キャンディーズ』の〝ラン〟として『あなたに夢中』で歌手デビューしてから半世紀。ファンの1人として感慨無量です」(同)

伊藤は、

「あまり実感が湧きませんが、本当に怖い」

と自嘲しながらも、『キャンディーズ1676日』と題したダイジェスト映像が流れた後、『年下の男の子』、『やさしい悪魔』などのヒット曲を畳みかけ、六十路世代を中心としたファンを酔わせた。

「スーさん(田中好子)、ミキさん(藤村美樹)との出会いで人生は豊かになりました。私の誇りで自慢でもあります。これからも、年齢のことはあまり思わずに歩んでいきたい」

とも述べた伊藤は、とても〝アラ古希〟とは思えないパフォーマンスを披露した。

「ロビーには当時の衣装も展示されていて、〝イケてる感〟が充満していました」(スポーツ紙記者)

そんな伊藤と水谷豊の一人娘の趣里(1990年9月21日生まれ)は、10月2日スタートのNHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』でヒロインを務める。

戦後の大スターで、『東京ブギウギ』『買物ブギー』などを歌い大ヒットさせた〝ブギの女王〟笠置シヅ子をモデルにした同作品。披露会見に出席した趣里は、

「(笠置の)明るさは今の時代にとっても、自分にとっても大切なことだと思います」

と毎朝、明るいドラマを届けることを誓った。

「今作で描かれるのは、歌で人々を励ます主人公の姿です。当然、作中では笠置さんの代表曲として知られている件のブギを歌唱するシーンも見どころとなります」(ドラマ関係者)

ヒロインを務めるにあたり、趣里は年明けからボイストレーニングを開始。本人曰く、

「普段の呼吸や発声からやり始めて、劇中で歌う歌を細かくレッスンしています」

「歌うことが楽しくなってきました」

と手応えは十分だ。

両親にナイショでフルオープン

さらに、今作では笠置とタッグを組み多くのヒット曲を生み出した服部良一の孫で作曲家の服部隆之氏が音楽を担当している。

趣里の歌声について服部氏は、

「本当に勘がいいですね。女優から歌手になっていくように成長しています」

と素質を認めている。

「その歌声に惚れた服部氏は、急きょドラマ主題歌の『ハッピー☆ブギ』の歌唱メンバーに趣里を抜擢。これで大みそかのNHK紅白出場は当確になったと思います。また、〝目玉作り〟が得意な紅白のことですから、ヒット曲『カリフォルニア・コネクション』を持つ水谷、そして伊藤との〝親子共演〟があるかもしれません」(音楽ライター)

さて、趣里の本名は水谷趣里。水谷が38歳のときに生まれた待望の第1子だ。

「ただ、最初から女優を志していたわけではありません。有名な両親に反発したのか、夢はバレリーナになることでした」(芸能プロ関係者)

4歳でクラシックバレエを始め、15歳で両親の猛反対を振り切って単身イギリスの名門バレエ学校に留学。プロのバレリーナを目指した。

「しかし、足首の剥離骨折やアキレス腱断裂などで、帰国を余儀なくされました」(バレエ関係者)

やむなく女優業へ方向転換。高等学校卒業程度認定試験を受け、かつて母の伊藤も学んだ日本大学芸術学部演劇学科に進学(のちに中退)。そして、演技学校で勉強した。

「彼女は〝親の七光り〟ならぬ〝親の十四光り〟をとても嫌っていました。2011年、水谷の姓を外して『3年B組 金八先生ファイナル』(TBS系)のオーディションを受け、金八先生に恋する中学生役を見事つかみました。すでに彼女は20歳でした」(芸能レポーター)

そして、2018年の映画『生きてるだけで、愛。』に主演。体当たりの演技を見せ、『日本アカデミー賞新人俳優賞』『おおさかシネマフェスティバル2019主演女優賞』を受賞するなど存在感が高まった。

「『金八』の後も小劇団の芝居に参加するなど、地味な活動をしていました。主演のオファーが来て、〝一発やってやろう〟と決心したようです」(同)

『生きてるだけ―』で、服を脱ぎながら商店街を走るシーンに挑んだ趣里。

「この映画で彼女が演じたのは、雑誌のライター(菅田将暉)と同棲して3年になる引きこもりの女性。不器用な生き方しかできない彼女がベランダに飛び出して〝フルオープン〟になるシーンで、ツンと上を向いた豊満が拝めました。おそらく〝C級〟くらいではなかったでしょうか」(映画ライター)

無論、両親には内緒のフルオープン決行だった。

「宣伝のためのインタビュー取材も〝親の名前を出さないこと〟を条件にしていましたが、皆、知っていました。公開直後に知った両親は激怒したそうです」(映画関係者)

その後、『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系)や『石子と羽男〜そんなコトで訴えます?〜』(TBS系)など人気ドラマに立て続けに出演し、女優として着実に経験を積んできた。

ラストチャンスで白羽の矢

「昨年のTBS系日曜劇場『DCU〜手錠を持ったダイバー〜』にも出演していましたが、その裏で朝ドラのオーディションに挑戦し続けていたのです」(芸能ライター・小松立志氏)

今回、オーディションに参加した2471人の中から大役を射止めた趣里。

「彼女は過去に3回、朝ドラヒロインのオーディションを受けたものの、すべて不合格。今回は、ヒロイン役の年齢制限が32歳までだったので〝ラストチャンス〟と思い受けたようです」(前出・NHK関係者)

ちなみに、2006年の『芋たこなんきん』では当時47歳の藤山直美がヒロイン役を演じて話題になった。

また、2世タレントの朝ドラヒロインは、奥田瑛二・安藤和津(エッセイスト)の娘である安藤サクラの『まんぷく』(2018年)以来となる。

「オーディションでは歌唱力も試され、『東京ブギウギ』を歌う審査もありました。すでに大阪で撮影が始まっていますが、周囲も〝さすがランちゃんの娘〟と感心しきりのようです。当人は〝歌は好きだけど、カラオケレベル〟と謙遜しているとのことです」(前出・芸能レポーター)

そこで、気をつけなくてはならないのが男関係。

「NHK御用達女優になりつつある中でのスキャンダルは絶対NG。本人も自覚しているでしょうが、両親も目を光らせています」(芸能関係者)

2012年、舞台で共演した田島優成(現・田島亮)との〝同棲〟が発覚。

「若気の至りというか、両親への反発もあったかもしれません。水谷がすぐ、彼女を実家へ連れ戻し、2人は破局しました」(テレビ局関係者)

9月13日、『らんまん』から『ブギウギ』へのバトンタッチセレモニーで、趣里は「自分に正直に、頑張り過ぎないようにしてます」と話した。

ウキウキしそうなドラマは10月2日から始まる。

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