中学校の校長が女子生徒にわいせつ行為を働き、その模様を撮影した画像を所持していたとして逮捕された。しかも男は、それを後生大事に勤務先の校長室のデスクの中に隠し持っていたのである。
9月11日、警視庁捜査1課に児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されたのは、東京・練馬区立三原台中学校の校長・北村比左嘉容疑者(55)。警視庁によれば、事件が発覚したのは昨年11月、被害女性が教職員による性暴力の相談窓口に「過去にわいせつ行為を受けた」と匿名で連絡したことからだという。
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「女性はかつて北村容疑者が勤務していた中学校の生徒だったがその後、同相談窓口から報告を受けた教育委員会が今年7月に警察に連絡。9月10日に同容疑者の自宅や職場を家宅捜索し、校長室のデスクからビデオカメラを押収したことで事件が発覚したのです。カメラからは画像だけでなく、複数の生徒のわいせつ動画も見つかっており、現在、警視庁は余罪も含めて捜査中です」(社会部記者)
教育熱心だったといわれるが…
調べに対し同容疑者は、「女生徒の下半身を触っている画像や裸の画像を撮っていた」「再び見ることがあると思い、保存していた」などと供述、容疑を認めているという。
北村容疑者は都立西高校から東京学芸大学教育学部に進学。卒業後に公立中学校理科教諭となり、16年に公立の校長職候補者試験に合格。また、23年6月には『第70回全国中学校理科教育研究会』の事務局長を務めるなど、優秀な理科教諭としても知られていた。
前出の社会部記者が言う。
「北村容疑者は99年に自宅を建てたが、間もなく前妻と息子が家を出ていったという。3~4年前からは現在の妻と暮らし始め子供も授かったが、日頃から教育熱心だったため、事件を知った関係者らは一様に衝撃を受けているのです」
卑劣な性癖にあらがえなかった代償は、あまりに大きかったと言うべきか。
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