昭和最後の歌姫・中森明菜がついに沈黙を破り、本格復帰するのではないかとウワサされている。
明菜は昨年12月27日に自身のSNSを更新し、新しいファンクラブを開設したことを報告。ファンの間でディナーショーやリサイタルの復活が期待されたが、残念ながらかなうことはなかった。
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今年5月には「万全な体調ではないため申し訳ない気持ちもいっぱいですが…41年目もどうぞよろしくお願いいたします」と報告したが、それ以降、SNSは更新されていない。
一方で明菜は、ファンクラブ限定で情報を発信しており、8月にはファン向けのラジオでデビュー曲『スローモーション』をアカペラで披露し、ファンを歓喜させている。
また、9月には「セルフカバーの楽曲のレコーディングを終えた」と報告したことから、ファンの間で「いよいよ復帰するのではないか」とささやかれているのだ。
中森明菜の語り継がれるライブとは
明菜は1982年、16歳のときにシングル『スローモーション』でデビュー。2枚目の『少女A』で人気を不動のものにした。
その後は出す曲、出す曲が次々と大ヒット。当時、絶対的アイドルとして君臨していた松田聖子と2強を競ったが、歌唱力では間違いなく聖子を圧倒していたといっていいだろう。
そんな明菜に、今でも語り継がれている〝伝説〟があるのをご存じだろうか。それは、89年4月に行われた明菜のデビュー8周年記念ライブだ。
「『よみうりランドEAST』で行われた野外ライブでしたが、明菜はここで、それまでにリリースしたシングル全23曲とカップリング1曲を熱唱したのです。訪れたファンはまさかのヒットパレードに大興奮。さらに驚かされたのは、デビュー曲をわざわざその当時の声質で歌ったのです。観客からは、ため息が漏れました」(音楽ライター)
このライブの様子は、89年11月にメディア化されて発売。メーカー製造中止になった今でも中古品が市場に流通しており、最近の〝昭和歌謡ブーム〟と相まって、取引が活発化しているという。
「明菜がセルフカバー曲をレコーディングしたとあって、期待したいのが今年のNHK紅白歌合戦への出場。昨年は多くのファンから〝明菜待望論〟が上がったが、結局、ステージに姿を現すことはありませんでした。今年もNHKサイドは明菜に出演交渉を進めると見られているが、もし明菜が首を縦に振ったら、落ち込んでいた視聴率が爆上がりするのは間違いない」(同・ライター)
デジタル世代の若者が明菜の生歌を聴いたら、どんな反応を示すのか。今年、〝明菜伝説〟第2章の幕開けを期待したい。
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