就職活動の相談やマッチングアプリで知り合った10人もの女性を暴行した男に、〝断罪〟が下った。
9月4日、東京地裁(野村賢裁判長)は準強制性交などの罪に問われた元リクルート関連会社社員・丸田憲司朗被告(33)を「被害者らの尊厳を無視し、性欲のはけ口として扱った非道な犯行」と厳しく批判。懲役25年(求刑同28年)の判決を言い渡したのである。
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司法記者が言う。
「丸田被告は2017年4月〜20年10月まで睡眠薬入りの飲み物を女性に飲ませ犯行に及んでいたが、今回審理された事案は3件。20年6月に行われた会社員Aさんとの食事会中に隙をみて飲み物に薬物を混入、抵抗不能な状態にして性交を強要したという。さらに、同年7月と10月には、就活マッチングアプリを介して知り合った大学生のBさんとCさんに対し、同じ手口で性交を強要。その様子をスマホなどで撮影していたのです」
虐待で女性不信に…
ちなみに犯行時、丸田被告は女子大生らに「課題を手伝おうか」などと提案。「資料作成のアドバイス」と称して予約していたホテルの客室などに連れ込み、薬物混入ドリンクを飲ませて犯行に及んでいたが、悪質さは筋金入りだったようだ。
「丸田被告は『被害者らを陵辱するため、睡眠薬の薬理効果や持続時間を〝実験〟で把握していた』という。そのせいで、BさんとCさんは犯行時に眠り込み、気付かなかったそう。10人に及ぶ当時19〜30歳の被害者の中には、避妊具を付けずに陵辱されたケースもあるようなのです」(社会部記者)
そうしたためか、弁護側は「幼少期に母親から虐待を受けるなどして女性不信に陥っていた」などと主張していたが、判決では「犯罪の常習性が顕著」として退けられたという。
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