9月2日にテレビ朝日系で放送された『バスケットボールW杯順位決定リーグO組・日本対カーボベルデ戦』が平均世帯視聴率22.9%、個人で15.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。これにより同局が注目を浴びているという。
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「80対71で勝利した日本は来年のパリ五輪出場権を獲得したが、中継を行った同番組は世帯、個人共に4月以降の全局全番組における最高視聴率を記録。同局のスペシャルブースターとして日本代表を応援した広瀬すずは〝勝利の女神〟ともてはやされ、情報番組で〝熱血解説〟をした俳優の満島真之介も好評で、にわかにテレ朝人気が高まっているのです」(放送担当記者)
ちなみに、同局はバスケと浅からぬ関係で、昨年末に公開された劇場版アニメ『THE FIRST SLAM DUNK』が大ヒットしたことは記憶に新しいが、テレ朝は同アニメを93~96年まで放送。また今回、日本代表の勝利が放送された直後には、作品の生みの親である漫画家の井上雄彦氏がX(旧ツイッター)に日の丸とバスケットボールのイラストを投稿。勝利を祝福し、ネットを沸かせたほどなのだ。
テレ朝には因縁のアニメ!?
もっとも、一部では「過去のポカさえなければ『SLAM DUNK(以下、スラムダンク)』とのコラボで、さらにテレ朝の人気が高まったはず」との声があるという。なぜなら、実はテレ朝は同アニメの放送をめぐり、過去に井上氏ともめた経緯があるからなのだ。
「当初、アニメでは全国大会まで描ききる構想で放映がスタートし、オープニングやエンディング曲の背景画には全国大会に出場するキャラクターも登場していた。ところが、思ったほど視聴率が伸びず、インターハイの県大会予選で放送が打ち切られることに。その件で井上氏が激怒し、大モメにモメて打ち切りとなったのです。それもあって、『スラムダンク』の劇場版は、ある意味でテレ朝に対する井上氏の〝リベンジ〟ともみられているのです」(映画関係者)
テレ朝にとって、逃がした魚は大きかった?
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