2019年に亡くなったジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、同社による初めての会見が7日午後2時から東京都内で行われた。
会見前の時点で社長だった藤島ジュリー景子氏、新社長の東山紀之氏、関連会社・ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦、同社顧問弁護士の木目田裕氏が出席した。
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冒頭でジュリー氏は、「ジャニー喜多川による性加害はあったと認識しています。被害者の皆さまに心よりおわび申し上げます」などと謝罪。
ジュリー氏は今回の問題を受けて9月5日付で経営責任を取って辞任し、東山氏が新社長に就くことを正式発表。また、同日付で副社長の白波瀬傑氏も引責辞任したと報告した。
今後については被害者の補償を行い、ジュリー氏はこの責任をまっとうするために当面の間、代表取締役として残留するという。
引責辞任した白波瀬氏の今後は…
「先ごろ、外部専門家チームが公表した報告書によると、白波瀬氏は1975年に入社しており、ジュリー氏よりもはるかに社歴が長い。『週刊文春』とジャニー氏による〝ホモ・セクハラ〟をめぐる裁判では、証言台にも立っているので、一番性加害について知っているはず。本来ならば、会見に出席して〝袋だたき〟にされても仕方ない立場にいた」(テレビ局関係者)
白波瀬氏は証言台に立っただけではなく、長年広報担当を務めており、ジャニーズの〝暗部〟を知り尽くしていることもあって、会見で誠意を見せてほしかったが…。
「以前は、白波瀬氏は性加害について『ないと思う』と周囲に話していたが、最近では『個人的にはあると思う』と漏らすようになったのだとか。亡くなったジャニー氏、メリー喜多川前名誉会長に恩義を感じてはいるようだが、ジュリー氏と〝心中〟する覚悟はなかったのでは。おまけに、長年の功労者とあって矢面に立たせられなかったのだろう」(芸能記者)
業界内では、広報担当として会社に残るのか、それとも会社を辞めてしまうのか、白波瀬氏の去就が注目されているという。
白波瀬氏が会見に出席していないことを聞かれると東山氏は、「もう退任しているからです」と回答。いろいろな〝大人の事情〟があったことは想像に難くない。
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