俳優の香川照之がプロデュースする子ども服ブランド『インセクトコレクション』が、苦境に立たされている。
昨年6月に豊洲、今年8月に二子玉川の直営店が閉店し、気がつけば直営店全滅という厳しい状況だ。
「インセクトコレクション」は、虫好きの香川が2018年に設立した、昆虫キャラクターをデザインしたアパレルブランド。香川はプロデューサーとして服のデザインから販売戦略まで手掛け、21年12月決算での売り上げは、2億5000万円にも上った。
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ところが、香川の〝性加害報道〟によって一気に客足が遠のき、ここに来て〝ブランド消滅〟の可能性もささやかれている。
8月はバーゲンシーズンということもあり、同ブランドの販売サイトでは〝50%オフ〟商品が大放出されているが、セール期間が過ぎた現在でも売れ残りがありそうだ。
また、フリマアプリやオークションでは、同ブランドの服が〝投げ売り〟されており、人気のなさが浮き彫りになっている。
大人気だったのに自滅した香川ブランド…
「香川の子ども服は、テントウ虫やカブトムシ、ホタルなどさまざまな昆虫がデザインされており、かわいいと子どもたちに好評でした。価格はTシャツで3000~6000円と、子ども服としてはかなり強気の設定でしたが、一時は飛ぶように売れていました」(ネットニュースサイト編集者)
ところが、香川の性加害が表沙汰になったことで、親たちが敬遠するようになった。
「メルカリを見てみると、数百円でも買い手が付いておらず、ダダあまり状態。どんなに安くても自分の子どもには着せられないということでしょう」(同・編集者)
今年7月には、フタの内側と内張りに「昆虫サイン・モノグラム柄」をあしらったランドセルを発売したが、争奪戦が繰り広げられやすい〝ラン活〟業界にあって、カラーによってはいまだに売れ残っている。
そもそも芸能人が手掛けるアパレルブランドは、得てして寿命が短いのもたしか。
旬が過ぎれば見向きもされなくなることも珍しくなく、香川にしてみればいい幕引きのタイミングなのかもしれない。
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