『少年隊』の錦織一清が、SNSでブチギレ発言したことが話題になっている。
錦織はこれまで、愛媛県東温市にある『坊ちゃん劇場』で、自身が演出を手掛けるミュージカルをたびたび上演。地元でもかなりの好評を博してきた。
昨日坊っちゃん劇場の社長から、明日中村知事とカラオケ🎤行って欲しいとのLINEがあり、劇場支配人に行く理由を聞いたところ、別に来たくなかったら、来なくて良い的な返事があったので、ブチ切れて丁重にお断りしました。
人間付き合いは難しいモンです。…— 錦織一清 vintage (@kazz_nishikiori) August 23, 2023
ところが24日になって劇場支配人と揉めたようで、突然、X(旧ツイッター)に《人間付き合いは難しいモンです》とポスト。《明日通し稽古が上手くいったら、東京に帰りたくなりました》と弱気の姿勢をみせた。
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現在上演中のミュージカル『KANO~1931 甲子園まで2000キロ~』は、来年3月31日までのロングラン。ネット上では錦織のポストに今後を心配する声が上がっているが、これは杞憂に終わるだろう。
なぜなら現在の演劇界で、錦織の〝演出力〟は絶大な評価を得ているからだ。
ニッキがタッキーにジェラシー?
錦織は、1977年の小学校6年生時にジャニーズ事務所に入所。ジャニー喜多川氏から「YOUは天才だよ」と絶賛されるほど、ダンスの才能はズバ抜けていた。その後、『少年隊』を結成し、『仮面舞踏会』が大ヒットしたのは誰もが知るところ。
演出家としては、直木賞作家で劇作家のつかこうへい氏に師事。つか氏から自身の後継者に任命されるほどの信頼を受けて、現在も〝つかイズム〟を継承している。
一時は近藤真彦とともに事務所の後継者として目されていたが、2020年12月31日をもって退所。その理由をハッキリと口にしたことはないが、ジャニー喜多川氏の死去と、滝沢秀明氏の台頭には思うところがあったようだ。
舞台関係者が語る。
「錦織はもっとジャニーズ事務所で演出を続けたかったハズです。しかし、ジャニー喜多川氏が亡くなったことで居場所がなくなってしまったのです。『滝沢歌舞伎』の演出を長らく続けてきた後輩の滝沢氏が社長就任したことは、決して快く思ってはいなかったのでは」
『滝沢歌舞伎』はJr.の登竜門として長らくファンにも人気だが…。
「正直、舞台としての完成度はお世辞にも高いとは言えません。実力派の錦織にしてみれば、子ども騙しのような舞台を連発する滝沢氏がジャニー氏の寵愛を受ける姿をみて、嫉妬心のようなものがあったのかもしれません」(同・関係者)
その滝沢氏も今では新しい事務所を設立し、古巣のジャニーズ事務所を脅かす存在になっている。
錦織はというと、後輩の動向には興味を示さず、演出家として「舞台をいかに作るか」に本気で向き合う日々を過ごしているようだ。
自分のポリシーを曲げずブレず、仮面で隠さない錦織にエールを送りたい。
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