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大谷翔平“アジア人差別”されている?欧州サッカーで冨安健洋が被害に…

冨安健洋
(画像)Ettore Griffoni/Shutterstock

欧州サッカーで、日本人選手に対する判定が「アジア人差別」だとして物議を醸している。

日本時間22日朝、サッカーイングランド1部・アーセナルの冨安健洋はクリスタルパレス戦に先発出場。後半15分にスローインをためらい、遅延行為でイエローカードを受けた冨安は、22分に相手FWを倒したとして2枚目のイエローを食らい退場した。

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「1枚目のスローインは数秒、ボールを投げる先を決めかねただけ。2枚目に至っては相手を引っ張っていたかも怪しく、イエローには値しないのでは」(スポーツライター)

これに、日本のサッカーファンからはアジア人差別だと批判の声が上がった。

イチロー氏はアジア人差別「ある」と述懐

では、野球の世界ではどうなのだろう。日本のみならず米国でも称賛を浴びるロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平も、差別を浴びることはあるのだろうか?

かつてシアトル・マリナーズなどで活躍したイチロー氏や、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は「(アジア人差別は)ある」と語ったが…。

「大谷の場合、選手、審判の間では皆無と言っていいだろう。敵軍選手たちは大谷が塁に出ると、会話してみたいからと近づき、コミュニケーションをとる光景が日常化している。大谷が投手として登板すると、審判がルールに違反した物質を手に付けて投げていないかチェックするが、大谷はほかの投手と違って嫌がることなくにこやかに応じている。今やグラウンド内のアイドルといえそう」(同・ライター)

だが、野球場から目を離せば、差別めいた言動はゼロとは言えまい。

メジャーリーグのレジェンド、ジャック・モリス氏は、大谷の出場試合で解説を務め、日本人の英語の発音の拙さをやゆするような発言をしてテレビ局から一時、無期限の出演停止処分を受けていた。

「モリス氏のように、年齢を重ねたOBがうっかり口を滑らせることは大いにある。大谷には審判も好意的だが、解説者や観客からアジア人差別と見られる振る舞いをされることはあるだろう。大谷はメンタルも整っているから問題ないだろうが、ほかの日本人選手には少なからず影響があるはず」(同・ライター)

人種差別のない世の中であってほしい。

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