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大谷翔平が通せんぼ?ユーモアたっぷりの“珍プレー”がメジャーで流行か

Conor P. Fitzgerald
(画像)Conor P. Fitzgerald/Shutterstock

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は、派手なピッチングと力強いスイングで球場を沸かせる一方で、紳士的なプレーでも知られる。

最近、彼の見せた〝ある行動〟が流行の兆しを見せているようだ。

大谷の振る舞いが話題となったのは、現地時間6月3日のヒューストン・アストロズ戦だ。六回裏無死、5番のカイル・タッカーと対戦。投ゴロに打ち取ったが、大谷は一塁線上に立ってタッカーの進路をふさぐ形となった。

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互いに近づき立ち止まると、大谷は両手を広げ、手を出したタッカーと手を合わせる形でタッチアウトにした。


普通はそそくさと一塁手にボールを送るのが一般的。また、投手が打者に近づき「バン」と乱暴にグラブでタッチする光景も見られるが、大谷はプレー中にもかかわらずユーモアある姿を見せた。

日本プロ野球でも過去にはあったが…

すると、8月3日のアストロズ対クリーブランド・ブレーブス戦で、まったく同じような光景が見られた。

三回裏一死、打席には2カ月前に大谷と触れ合ったタッカー。投手タナー・ビビーが3球目に投じたチェンジアップを打ち損じると、ビビーはゴロを捕球し、タッカーの前に立ちはだかった。

ビビーがタッカーの前で直立不動になると、タッカーは一塁に向かうのを諦めて後ろで腕組み。ビビーは山なりのボールを一塁に送りアウトにした。この光景を見て実況は大笑いし、スタジアムも沸いた。

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2023年のオープン戦では3月7日、北海道日本ハムの投手・ポンセが似たような場面を演出している。

一回裏一死、千葉ロッテの中村奨吾を打ち取ると、ポンセは中村と一塁線上で対面。中村は一塁に向かうのを諦めて背を向けかけたが、ポンセは右腕で「どうぞ」と手招き。手袋を外しながらベンチに足を向ける姿を見て、ポンセはポンと一塁にボールをトスした。



走者がいれば少しでも時間を稼ごうと、投手に近づきつつ後ずさりするような打者もいるだろう。ただ、ここまで挙げた3ケースはいずれも走者なしのシーンで、問題ないプレーだ。

ポンセの姿を見て解説者は「オープン戦なんでね」とつぶやいたが、レギュラーシーズンでこれをしてしまう大谷はさすがだ。

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