昨今、テレビ業界では「80年代アイドルソング特集」が放送されるなど、「昭和アイドル」が大ブームになっている。
若年層の間でも「親がカラオケで歌っていた」などの理由から松田聖子や光GENJI、田原俊彦などの楽曲が流行り、TikTokなどでも盛り上がっているのだ。
“激太り”より「画像加工」が怖すぎる!? 「不老不死を手に入れた」昭和のアイドル ほか
中でも〝花の82年組〟と呼ばれる、1982年にデビューしたアイドルたちの人気は別格。中森明菜、小泉今日子、石川秀美、早見優、松本伊代、堀ちえみ、三田寛子といった面々で、今でも抜群の知名度を誇る。
こうした昭和アイドルたちが「当時はヤバかった」と口をそろえるのが「水泳大会」だ。
当時、民放各局が目玉番組として放送。男女のアイドルたちが競泳や水上騎馬戦、浮島を使ったゲームなどで競い合い、今では考えられない〝ポロリ〟もあった。
松本は当時を振り返り、「プールの中にカメラマンがいることがイヤだった」とした上で、「前乗り(前日入りして宿泊すること)が楽しかった。すごく健全に遊んでいた」と告白。早見も、撮影前日のホテルで「トシちゃん、マッチ、シブがき隊とホテルの部屋でトランプしたよね」などと明かしているが…。
「田原俊彦は入れ食い状態」
民放の元番組スタッフが苦笑する。
「寝る間もなくテレビ局をハシゴしていたアイドルたちの数少ない〝出会いの場〟になっていた。実際、前泊時にはアイドル同士があちこちでナンパを繰り広げ、当時の一番人気だった田原俊彦は休む間もない入れ食い状態でしたからね。ホテルの部屋で大人しくトランプをしていたわけがない」
元光GENJIの諸星和巳は、水泳大会のリアルな裏話を暴露。会場となった「大磯ロングビーチ」付近のホテルで、多くの芸能人が愛を育んでいたと語っている。
「歌番組『夜のヒットスタジオ』などでも、ベンチで待機する間にアイドル同士が連絡先の交換をしていたと暴露しています。令和のタレントが聞いたら、信じられないような話がてんこ盛りですよ」(同・元スタッフ)
〝盗撮被害〟も深刻だったようだ。
「アイドル水泳大会の撮影席にはカメラマンが殺到し、放送では使われなかった〝ポロリ〟を激写されたアイドルも少なくありませんでした。次第に芸能事務所も危機感を覚え、ビキニだった女性アイドルたちがワンピースの水着に移行。代わりにセクシー女優たちが〝ポロリ要因〟として駆り出され、番組の人気が衰退していったのです」(同・元スタッフ)
現代の地上波では難しいが、AmazonプライムやNetflixといった配信番組で復活させれば、とんでもないキラーコンテンツになりそうだ。
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