今年の大みそかには3年ぶりの放送が期待されていた日本テレビの『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないシリーズ』。ところが、最近になって再び雲行きが怪しくなってきた。一体、何があったのか?
「本来ならば、この時期にはどこで収録が行われるのか、目玉キャストは誰か…といった具体的なことが決まっている。しかし、現状において、そんな話は一切、漏れ伝わってこないんです」(芸能プロ関係者)
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確かに、年末の『ガキ使SP』の醍醐味は脇を固める豪華キャスティングだ。過去のシリーズ累計では計100人近くが出演している。
「それこそ千葉真一や江守徹、梅宮辰夫、岸部シロー、菅野美穂に武田鉄矢、萬田久子に片岡鶴太郎、天海祐希、元SMAPの稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾、衆院議員の石破茂氏や松本人志の兄・隆博氏など、毎回視聴者の期待をいい意味で裏切るゲストが登場するんです。このキャスティングだけで予算5000万円が飛んでいく。この時期になると、『オファーがきた』なんて話が漏れてくるんですが、何もないということはスタッフが動いてないんだと思います」(業界事情通)
大みそかは吉本芸人で!?
さらに、極めつけは『ガキ使SP』のスタッフが8月中に実施するシミュレーションだ。
「世間の目が『24時間テレビ』に向いている間に、別班が放送時間と同じ時間をかけて綿密なシミュレーション収録を実施するんです。これをやらないと、本番収録でどんな事故が起こるのか分かりませんからね」(制作プロデューサー)
今年は還暦を迎えたダウンタウンの2人をお祝いする形で3年ぶりの復活する予定だった『ガキ使SP』。なぜ、制作進行が止まっているのか?
「原因は2つあるようです。1つは3億円近い制作費を日テレが捻出できない金銭面です。昨今、スポンサーのテレビ離れが深刻で、売掛が激減しているんです。そして、もう1つはダウンタウンを中心とするメンバーが『ガキ使SP』に飽きてしまった。レギュラー陣がテンションを維持できないという話が出ているんです。また、松本は後輩芸人に大みそか枠を譲りたいそうです。この辺りに影響があるのかもしれませんよ」(日テレ関係者)
日テレサイドは、
「吉本芸人を中心に新たなキャスティングによる『ガキ使SP』を放送できないか思案中です。ダウンタウンやこれまでの出演者が仕掛ける側に回るという演出です。現在、日テレサイドは何も決まっていないので、ただ沈黙するしかないのですが…」(同)
どうやら、今年も『ガキ使SP』はお預けになりそうだ。
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