選手になって、誰もが最初に目指すのは「水神祭」。要するに〝デビュー初勝利〟だ。7月はこの原稿を書いている16日現在、3件の水神祭のニュースを確認できた。
1件目は130期、埼玉支部の高山弘斗。7月6日、戸田の初日1レース。4コースのカドからコンマ04のスタートを決めてまくり切った。実はこのレースで期待されていたのは、同じく水神祭を目指していた131期の野田昇吾のほう。野田はエース機の9号機を引き当てたことで、チャンスありと目されていた。
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その野田は、7月9日の戸田最終日1レースで、ついにそのときがやってきた。こちらは5コースからコンマ07のスタートで全速まくり。道中は藤原仙二の猛追をエース機のパワーで振り切った。
伸びシロ十分の3選手に注目!
元プロ野球選手ということで、注目度は抜群。デビュー101走目の水神祭は、ネットニュースにも速報が流れた。
3件目は野田と同期、131期の登みひ果。7月10日、桐生の最終日1レースで、6コースからのまくりで1着。登の母は、’16年11月に引退した登みつよさんだ。「母は仕事も私生活も楽しんでいました。その生き方がカッコいいと思って、選手を目指しました」。8回目の受験で養成所に合格したド根性娘、100走目の勝利。
まだまだ伸びシロは十分にある3人。この勝利をきっかけに、ステップアップしてほしい。
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