今や将棋界の広告塔と化している藤井聡太七冠だが、ライトな将棋ファンは〝ある疑問〟を持つかもしれない。
インタビュー時、彼はインタビュアーと基本的に目を合わさず、やや視線を落としながら語るのだ。その理由とは…?
インタビューを受ける藤井七冠といえば、対局終了後の会見が思い出される。最近は、タイトル戦開幕時に記者の直撃を受け、そのもようがYouTubeにアップされることも多い。
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広告契約を結ぶ半導体メーカー・AMDのYouTubeチャンネルにも、藤井七冠のインタビュー動画が投稿されている。
ここでも藤井七冠はやや伏し目がちにパチパチと素早くまばたきをし、言葉を選びながら話す。
「会話するときは相手の目を見よう」というのがビジネスマナーの基本のため、一般人からすると、目線をそらす藤井七冠の姿は奇妙に映るかもしれない。
藤井七冠「気まずいというか味が悪い」
その理由について、将棋歴30年の記者は「将棋で付いた習性なのでは」と語る。
「一般的に将棋の世界では、対局が始まってから終わるまで、相手と目線を合わせることはほぼない。会話も交わさない。
対局中に相手の目を見てガンガン話しかける『陽キャ』もまれにいるが、これは基本的にマナー違反。将棋を指す者は、子どものころから大人に『挑発にもとれるからしないように』とたたき込まれる。
プロもアマチュアもそうだが、対局時の習慣がプライベートにまで影響し、相手の目を見て話せないという大人も多い。加えて、藤井七冠の場合は恥ずかしがり屋の性格も影響していそう。
なお、14歳当時にテレビ番組で受けたインタビューでも藤井七冠は『気まずいというか味が悪い(あんばいが良くない)』と、将棋用語を使いながらその理由を語っていた」
将棋漬けで生きてきた人間ならではの習性と言えよう。
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