プロ野球セ・リーグの中日に、正二塁手論争が勃発している。
もともと開幕前は2022年ドラフト6位・田中幹也の開幕スタメンが確定モードにあったが、けがで離脱した。
立浪和義監督は7月中旬になってから村松開人の重用が続いているが、心もとない成績。これからトレードを画策する動きもありそうだ。
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田中はもともと、オープン戦で.333と好調。侍ジャパンとの壮行試合でも、2試合で5打数3安打と躍動したが、右肩の脱臼で離脱してこれまで一軍出場はない。
立浪監督が開幕戦で二塁に起用したのが、22年ドラフト7位で指名した福永裕基だった。新人ながら5月下旬まで3割をキープする活躍を見せたが、ここから徐々に打率は下降。現在の打率は.264だ。
6月に入ってから立浪監督は遊撃を3年目・龍空で固定し、7月13日からは22年ドラフト2位の村松を二塁で起用するように。
ただ通算打率は.211で、13日からの6試合も19打数3安打、打率.157とパッとしない。
新人3人の争いにテコ入れか
一方、打棒に陰りがあるとみたのか、福永のスタメンを剝奪。一軍に同行させながら二軍の試合にも出場させ、一軍では代打起用する場面が目立つ。
ファンの間では村松、福永の起用法を巡って論争が起きているが、そもそも二塁手をけが人を含む新人3人で争う状況には違和感もある。
そこで取りざたされているのがトレードだ。
「このあたりで立浪監督は、今季最後のトレードとして、二塁手を取るべく画策している可能性がある。ベテランの谷内亮太、中島卓也がいる日本ハムあたりは有力候補。
どちらかというと遊撃の方が適性のある2人だが、中日が先輩の姿を見せながら新人を育てていく方針をとれば、来年以降にもつながる」(週刊誌記者)
果たして、トレード期限までに中日が動きを見せることはあるのだろうか。
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