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木村拓哉CM白紙で業界の“ジャニーズ離れ”加速!? 「不買運動」の恐れも

ジャニーズ事務所
ジャニーズ事務所 (C)週刊実話Web 

ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏による元所属タレントへの性加害騒動が収まらない中、資生堂は木村拓哉のCM起用案を白紙撤回。性加害問題で国連人権理事会の『ビジネスと人権』作業部会も被害を訴える当事者への聞き取り調査に乗り出す。それによりCM業界では〝ジャニーズ離れ〟が、一層加速するとみられている。

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ジャニー氏の性加害を積極的に報じている『文春オンライン』(5月24日付)は、『スポンサー116社+大手広告代理店3社への緊急アンケート』を行っており、ジャニーズタレントを起用するスポンサー側の苦渋が垣間見られた。

「各スポンサーともジャニーズ側による性加害調査の結果を待っている状態ですが、虫さされ薬の〝ムヒ〟シリーズの池田模範堂は、いち早く決断を下しました。同シリーズのイメージキャラクターは、2010年から21年2月まで嵐の相葉雅紀、その後をKing&Princeの平野紫耀が務めていたが、5月末からスターダストプロモーション所属の中川大志のCMに変更した。平野は5月にジャニーズを退所している。その前段階からジャニーズ事務所は、他の所属タレント起用を提案していたんですが、ジャニー氏の性加害問題により中川へシフトしたんでしょう」(芸能ライター)

消費者目線でのリスク回避

ジャニーズ事務所は前検事総長や精神科医、臨床心理研究者の3人で構成する再発防止特別チームを設置したが、肝心の藤島ジュリー景子社長が記者会見を開いていないため、騒動が沈静化する気配を見せない。

「資生堂は新たに展開する高級メンズ化粧品のイメージキャラクターに木村を起用する予定だったんですが、海外売上比率が7割超でリスク管理意識が高い。まだまだ性加害騒動が解決しないと判断し、木村起用案を白紙に戻した」(大手広告代理店関係者)

一般論として、ジャニー喜多川氏の性加害と所属タレントは関係ないとされる。確かに、その通りなのだが、ジャニーズのタレントを起用すれば、事務所側に莫大なマージンが入る構図に変わりはない。

「消費者の目は厳しいですからね。〝芸能プロを儲けさせるな〟となる。国連も性加害の調査に乗り出す。スポンサーのジャニーズ離れ続出が予想されます」(同)

その点、テレビ界はこれまで通りジャニーズべったりだ。

「不買運動につながる恐れがあると判断したら、ジャニタレを起用する番組からスポンサーを降りる企業も出てくる。ましてや、ジャニー氏による性被害者らが集団訴訟に打って出るという情報もある。民放はスポンサーと被害者らの動向から目が離せませんよ」(同)

CM、待てよ。

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