女優の松岡茉優(28)が主演する日本テレビ系ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』第1話の世帯平均視聴率は6.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区/以下同)、個人視聴率は3.9%だった。
これは、同局土曜10時台ドラマ枠の第1話視聴率としては最低の数字。同枠で前クールに放送された坂口健太郎主演の『Dr.チョコレート』初回と比べて2.1ポイントもダウンしてしまった。
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「同作は、2019年に放送されて人気を博した菅田将暉主演の同局系『3年A組-今から皆さんは、人質です-』と同じプロデューサーと監督が手がける完全オリジナル作品です。それだけに、日テレ局内でも期待度が高かったのですが、危機的な数字と言えそうです」(スポーツ紙記者)
松岡は初の教師役。設定は人気の〝タイムリープ〟モノで、松岡演じる化学教師・九条里奈が卒業式の日に4階から突き落とされる。
落下する九条が「私は生徒に殺された」と悟った瞬間にタイムスリップが起き、始業式の日からさかのぼって真相を突き止めていくストーリーだ。
すごむ「こども店長」
受け持つクラスの全員が〝容疑者〟。生徒役として、芦田愛菜、加藤清史郎、奥平大兼、當真あみ、窪塚愛流、茅島みずき、AKB48の本田仁美、寺本莉緒、山時聡真ら出演している。
「7月15日に放送された初回は、前日の14日に公開された宮﨑駿監督10年ぶりの最新作『君たちはどう生きるか』で主人公の声優を務めている山時の出番が多めでした。しかし、元天才子役だった芦田と加藤の演技が圧倒的で、完全に山時を食ってましたね」(前出・スポーツ紙記者)
加藤は、クラスの大半が加入しているグループのリーダー役で、芦田が演じる女子生徒に壮絶ないじめを繰り返す。
松岡演じる教師から詰問されると、机を蹴り飛ばして「なんなのお前? 何がしたいの? 俺たち全員退学にでもしようっての?」とすごむなど、トヨタのCMでかわいらしい「こども店長」を演じていた加藤と同一人物とは思えぬ圧巻の演技力を見せる。
一方、『OUR HOUSE』(フジテレビ系)以来7年ぶりの民放連ドラ出演となった芦田も別格。終盤でいじめを受けるようになった経緯や、つらい心情を泣きながら独白するシーンで凄みのある演技を見せ、2人がネット上の話題をさらってしまったのだ。
「食われてしまったのは山時だけではありません。加藤と芦田の演技がレベチ過ぎて、他の生徒たちも萎縮しているように見えました。それどころか、主演の松岡すらかすんでしまうほどの存在感。第2話以降でも視聴率が低迷するようなら、松岡の出番が減らされて、2人の出番が増えるかもしれませんね」(前出・スポーツ紙記者)
松岡も、中学時代にテレビ東京の子ども向けバラエティー番組『おはスタ』でデビューしているため芸歴は長いが、〝ガチ子役〟の2人には歯が立たないようだ。
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