伊藤沙莉(29)がゴールデン帯のドラマで初主演を務める『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(テレビ朝日系)に、他局の関係者も注目しているという。
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「伊藤さんの演技も光っていますが、同作はなんといっても織田裕二さん(55)が脇役として出演していますからね。民放連ドラへの出演は3年ぶり。脇役に回るのは、『素晴らしきかな人生』(フジテレビ系)以来30年ぶりなんです。当初は、主演オファーじゃないから不貞腐れた演技を見せるんじゃないかとささやかれていましたが、伊藤さんとのコンビネーションもバッチリで再評価されています」(他局のスタッフ)
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初回放送の平均世帯視聴率は9.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区/以下同)、第2話も8.7%と堅調な滑り出し。
「織田さんは、『踊る大捜査線』シリーズ(フジテレビ系)の青島刑事を彷彿とさせるコミカルな演技を見せ、SNSでも絶賛されている。これまでの織田さんは、監督に演出の変更を申し出るなど、扱いづらいベテラン俳優の筆頭格とされ、ドラマや映画への出演も激減していましたが、これで息を吹き返した印象です」(同・スタッフ)
今回の現場では、共演者やスタッフとも和気あいあいと撮影しているとされる織田。確かな演技力と貫禄を見せ、他局での評価もうなぎ登りだというのだ。
「今回、テレビ朝日さんは、かなり格安で織田さんを起用できたともっぱらです。それなのに、主演の伊藤さん以上にドラマの番宣にも協力してくれるなど、現場は大助かり。織田さんが今後も脇役を引き受けてくれるなら、ドラマで起用したいというプロデューサーは山ほどいます」(同・スタッフ)
ジャニーズのプライド
そんな織田とは対照的に、評価を落としているのが木村拓哉(50)だ。木村は昨年放送されたテレ朝のドラマ『未来への10カウント』で視聴率1桁台を記録して以降、フジテレビ系の月9ドラマ『風間公親―教場0―』でも1桁台を連発。東映70周年記念作品として製作された映画『THE LEGEND & BUTTERFLY(レジェンド&バタフライ)』も赤字に終わったと言われている。
「ジャニーズ事務所のトップ俳優ですから、織田のように脇役を引き受けるわけにはいかない。しかも、創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害問題でCMの仕事を失うなど、今後の雲行きも怪しい。もともと演技力の評価は微妙で、ジャニーズ忖度の象徴のように主演が舞い込んできていただけの木村は、織田とは対照的な晩年を迎えそうです」(スポーツ紙記者)
これ以上、性加害問題が長引くようなら、織田のような脇役転向も受け入れなければならなくなるが、プライドが人一倍高い木村は首を縦に振らないだろう。
〝最強の脇役〟の称号を手に入れた織田との差が開く一方になるかもしれない。
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