6月16日に大麻取締法違反で逮捕された俳優の永山絢斗被告(34)が7月6日に起訴され、7日17時45分ごろに警視庁・原宿署から保釈された。
大勢の報道陣が詰めかけた原宿署で、永山被告は深々と頭を下げ、「この度はご心配ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございませんでした」と反省の弁を述べたが、その表情には疲れの色が滲んでいた。
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「6日に勾留期限を迎え、当日に保釈されるものと思われていましたが、翌日になる異例な展開に。6日に原宿署で待っていた報道陣からは、驚きの声も上がっていましたよ」(スポーツ紙記者)
一時は、所属事務所や家族が保釈金の用意を渋っているのではないかとの情報が駆け巡るなど、現場は混乱を極めた。
「もうやめたいと思っていた」
というのも、兄で俳優の永山瑛太が、絢斗被告が逮捕された際に、「俺は許さない、それだけですね。フォローするのどうのとか、関係ないですから。絢斗が俳優になりたいっていうのは、それは自分で決めたことですから。俺は兄として応援したかった」と怒りをあらわにしていたからだ。
しかし、7日に保釈決定が出され、保釈金300万円も収めて無事に原宿署から出ることができたのだ。
かつて瑛太も所属した絢斗被告の事務所は、保釈と同時にコメントを発表。
「永山絢斗を応援して下さった皆さま、そして作品に参加させてくださった関係者全ての皆々様を、裏切る結果になってしまい、衷心よりお詫び申し上げます」
絢斗被告が出演していた映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』は、公開直前に逮捕されたため、一時はお蔵入りまでささやかれたが、無事に公開にこぎつけている。
大麻について「ずいぶん前からやっていた」「もうやめたいと思っていた」などと供述していた絢斗被告。その願いを短冊に込めるような「七夕の夜」の保釈劇だった。
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