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オールスター“阪神だらけ”に他球団ファン激怒「投票ルール」変更に発展か

阪神甲子園球場
阪神甲子園球場 (C)週刊実話Web

7月19日と20日に開催されるプロ野球〝夢の球宴〟オールスターゲームだが、今年は阪神タイガース以外の11球団ファンにとっては〝悪夢の球宴〟になりそうだ。

「今季はチームが好調で、5月半ばから6月下旬の一時期を除いて首位を走っていることもあり、気を良くした阪神ファンが例年以上の〝組織票〟を投じたため、なんと投打全ての部門で阪神の選手がトップを獲得。野手8枠・投手3枠の計11名中、実に10名を阪神の選手が占めるという異常事態となっているのです」(スポーツ紙記者)

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結果、ファン投票で選出されたのは、3枠ある外野に食い込んだ広島・秋山翔吾のみ。〝トップ当選〟の佐藤輝明や抑え部門の湯浅京己は二軍調整中とあって、他球団のファンが激怒しているのだ。

《ずっと首位争いしてたDeNAから一人も選ばれてない》

《もう少し客観的な目を持って投票してほしい》

《これを良しとしたファンは何が面白いのか是非説明していただきたい》

《オールスターというより阪神対パリーグだね。観たいと思わない》

《打者で出ていいのは大山、中野、木浪、中野までです》

WBC特需に冷や水

中には不正を疑う声や、真の〝オールスター〟には程遠いと「投票やり直し」を求める声まで上がっている。

スポーツライターが言う。

「オールスターの投票は公式サイトで行われており、無料の会員登録が必要ですが、メールアドレスさえあれば複数アカウントの所持が可能な上、投票は1日1回と、日をまたげばいくらでも行うことができます。さすがにNPBも、来年以降は対策に乗り出すでしょう」

今回の騒動は、日本の野球人気そのものにも影響しかねない。

「ファン投票で選出されなかった選手も『選手間投票』と『監督推薦』で出場するはずですが、そうなると本来その枠で出るはずだった選手が出られなくなってしまう。阪神ファンの〝暴走〟で不必要に枠を圧迫し、有望選手の未来を潰したと言われても仕方がない。せっかく今年はWBC特需で日本球界が盛り上がっているところに冷や水を浴びせたわけですからね。にわかファンは、大谷翔平が出場するメジャーのオールスターは見ても、日本のオールスターには見向きもしない恐れまで出てきました」(同・ライター)

「監督選抜」を含む出場メンバーは7月5日、「プラスワン投票」の結果は同7日に発表されるが、他球団のファンの怒りは収まりそうもない。

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