社会

「CHIKAN」は世界の共通語!? ジャニーズ問題に続き知れ渡る日本の恥

Kento35
(画像)Kento35/Shutterstock

ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏の〝性加害疑惑〟を暴いたイギリスの公共放送・BBCが、今度はアジアの「痴漢」を特集し、またもや日本の恥が世界中に知れ渡ることになった。

6月8日にBBCの公式YouTubeチャンネルに投稿されたのは、『痴漢動画の闇サイトを暴く 売られる性暴力』というタイトルの動画だ。

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番組冒頭で、「注意:見ていてショックを受ける可能性のある性的な内容の映像が含まれます」という字幕が映し出され、直後に電車に乗る1人の女性が背後から痴漢されるシーンが流される。

「番組では、BBCの取材班が『頂不住(ディンブジュ)』という名前の中国語サイトで痴漢動画が大量に販売されていることを追及。撮影現場は、日本をはじめ韓国や台湾、香港、中国本土など東アジア各地に及び、動画を販売して金儲けする男たちの正体を暴いています」(ネットライター)

「CHIKAN」で通じる国際問題

BBC取材班は1年がかりで「潜入取材」も行い、組織の実態を解明。犯行グループは中国人で構成されていたが、日本を根城にしていることも判明した。

「動画の後半で、取材班は犯行グループの黒幕である『マオミ』と名乗る27歳の中国人男性を直撃。カメラを向けると突然殴りかかるなど、ショッキングな内容でした」(同・ライター)

『頂不住』には、「もう我慢できない」という意味があり、このサイトから、さらに『癡漢俱樂部』や『街射(ジエシェ)』というサイトがリンクされていることもBBCは伝えている。

日本のメディアも痴漢を社会問題としては報じているものの、ここまで実態に迫った特集はほとんどなかった。

近年はスマホの普及でさらに被害が拡大している痴漢被害。「CHIKAN」という単語が、日本だけでなく東アジア各地で使われていることからも分かるように、この卑劣な犯罪行為は日本が〝発祥〟だ。恥ずべきことだが、ジャニーズ問題と同様に、世界的な批判を浴びて捜査当局が撲滅に本腰を入れる契機になることを祈るばかりである。

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