プロ野球・楽天イーグルスの田中将大(34)に、「引退」の2文字がチラつき始めた。
5月23日に行われた「オリックス-楽天」では、中10日とたっぷり休養をとっての登板だったにもかかわらず、5回途中10安打を浴びてノックアウト。今季2度目となるワーストタイの7失点(自責6)で降板した。
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この日の登板で防御率は4.37となり、2勝3敗と黒星が先行。復調の兆しは見えておらず、ファンの間でも限界説が飛び交う。
「10年前の2013年には24勝0敗1Sと、凄まじい活躍をみせた田中ですが、今はその半分の力も出ていない印象。とにかくコントロールが定まらず、直球で押すピッチングもできないため、簡単に打ち込まれている。セ・リーグではまだ通用するかも知れませんが、強打者が揃うパ・リーグでは厳しい」(スポーツ紙記者)
田中には現在、巨人の坂本勇人とのトレード話がまことしやかにささやかれているが、もし巨人入りが実現すればセットアッパーとしても活用できるだろう。
「株式会社斎藤佑樹」の例
しかし、プライドの高い田中がそれを了承するかは未知数で、ボロボロになってファンの前に醜態をさらすなら、すっぱり引退を選ぶのではないかと見る向きも多い。
「田中は推定年俸9億円で日本球界に復帰しましたが、今季は4億2500万円減の年俸4億7500万円でサイン。ほぼ半減したとはいえ、今の状態を考えるとコスパは最悪です。金に困っているわけではありませんから、これ以上年俸を下げられてプライドを傷つけられるくらいなら、引退を選ぶ可能性も高い。高校時代のライバル斎藤佑樹は、すでに引退して『株式会社斎藤佑樹』を設立。収益は〝野球の未来作りの資金〟にしていると明かしています。田中も同じように『株式会社田中将大』を設立し、野球の発展につながる活動をしていくという選択肢もある」(同・記者)
田中の生涯推定年俸は総額200億円以上と言われている。懐具合は斎藤の比ではなく、もし〝起業〟すれば余裕を持って事業を展開できるだろう。
近いうちに、実業家になった田中の姿が見られるかもしれない。
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