ヨーロッパ最大のスポーツウェアメーカー・アディダスが、「女性用水着」の広告に〝生物学的男性〟を起用し、物議を醸している。
問題になっているのは、アディダスが新しく発売した「プライド水着」コレクション。同社のWebサイトでは「女性向け」として70ドルで販売されている。
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‘Boycott Adidas’ trends after biological male model with hairy chest and bulge promotes women’s swimsuit https://t.co/LqBYFE2B6Y pic.twitter.com/8swJaRrRCO
— Daily Mail Online (@MailOnline) May 18, 2023
ところが、この水着のカットモデルをよく見ると、股間部分にふくらみがあり、胸にも「谷間」ではなく「胸毛」が見え隠れしているのだ。
「アメリカでは、女子スポーツにトランスジェンダー選手を含めることに反対する水泳選手のライリー・ゲインズが『女子水泳選手として、これらの男性たちを見て胸が張り裂けるような思い。軽蔑されるだけでなく、裏切りのように感じます』と批判しています」(スポーツライター)
「海やプールにいたら通報案件」
この広告には、日本国内でも賛否両論あるようだが、ネット上には厳しい意見が多いようだ。
《さすがにこれはない》
《こんな人が海やプールにいたら即、通報案件だろ(笑)》
《みなさん、一回落ち着いて想像してみてください。自分の父親がこれを着てる姿を… LGBTQ問題の難しさはそういうとこにあると思うんです》
この水着は、東京オリンピックの男子シンクロ高飛び込みで金メダルに輝いたトム・デイリー選手をフィーチャーした商品だという。
「東京五輪の競技会場の観客席で編み物をするデイリー選手の姿を覚えている方も多いかもしれません。しかし、昨年のNCAA選手権で物議を醸した〝トランス水泳選手〟リア・トーマスと、5位タイとなったライリー・ゲインズは、英国の『Daily Mail Online』の取材に対して、『ユニセックスと言えばよかったのに、なぜ』と疑問を呈し、購入ボイコットを呼びかけています」(前出・ライター)
多様性を追求する企業姿勢は素晴らしいが、この広告を見て水着を購入しようと思う女性はどれほどいるのか。宣伝効果としては疑問を抱かざるを得ない。
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