オリンピックの金・銀・銅メダルをすでに持つ女子卓球界のエース・伊藤美誠が、2024年開催のパリ五輪大会で日本代表落ちする可能性が出てきた。
5月8日に日本卓球連盟が五輪代表選手を決める「選考ポイント」を発表。現時点での成績は〝途中経過〟みたいなものだが、伊藤がアブない状況にあるのは間違いないようだ。
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「というのも、女子の国内トップはダントツのポイントを稼いだ早田ひな。伊藤は7位で、早田に2倍以上も水をあけられているのです」(スポーツ協会担当記者)
ちなみに、早田のポイントは332.5で伊藤は155.5。21年の東京大会以降、早田は着実にポイントを積み上げてきたが、対照的に「日本のエース」とみられていた伊藤は、そのペースがダウンしているのだ。
「これまでの蓄積疲労もあると思います。意識して出場する大会数を減らしてきた感じです」(同)
大会に数多く出ても…
また、伊藤は国内のTリーグとも距離を置いてきた。昨年9月にようやく同リーグ参戦となったのは、「コロナ」が理由の一つだった。
「東京五輪前、伊藤は海外の大きな大会に出場し、優勝や上位進出を果たして代表選考に必要なポイント数を積極的に獲得してきた。ところが、コロナ禍で出場できなくなった試合や中止になった大会も多く、昨秋からはTリーグに参戦。ポイント獲得に動いたのです」(関係者)
海外試合では一気にポイントを稼げるが、対するTリーグは勝っても獲得ポイントが少ない。だが、パリ五輪出場を目指す伊藤は「稼げないよりはマシ」と参戦に踏み切ったのだ。
「Tリーグはチーム戦主体で、チームが上位進出すればポイントがメンバー全員に振り分けられる。ただし伊藤の活躍は、同じチームの早田を後押しすることにもなるんですが…」(同)
世界的にコロナ感染対策が緩和されたため今後、伊藤は海外大会にも出場しまくるだろうが、先のランキング表では早田と伊藤の間には平野美宇、木原美悠、佐藤瞳らの実力派がひしめき、成長著しい14歳の張本美和も5位に。伊藤は、パリに行けるのだろうか?
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