ヴィクトリアマイルは◎ナミュールで勝負します。東京新聞杯の際にも当欄で本命に推した馬。その前走が地力を示す内容でした。好スタートから5番手につけると、直線でもしっかりと脚を伸ばして2着。最後は先手を取ったウインカーネリアンに頭差及びませんでしたが、改めてGⅠに近い馬だと感じた1戦になりました。
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レース後に横山武騎手は「悔しいの一言です。ゲートをうまく出てくれて、思った以上にいいポジションで運べました。久々の1600メートルでこの内容。先が非常に楽しみになりましたし、成長も感じました。能力はGⅠ級だと思います」と素質の高さを再度、実感した様子。オークス3着、秋華賞2着とGⅠ戦線で上位争いを繰り広げ、あと一歩まで迫っていますからここで勝利をという気持ちは陣営も鞍上も強いはずです。
東京マイルはベストの条件だと思っています。デビュー2戦目の赤松賞では同舞台で完勝。それも、3着馬は桜花賞、オークスを連勝したスターズオンアースですから、相手も強い中での快勝でした。
「東京マイル」はベストの舞台
まだ緩く、コーナーでトモが流れるところも見せていた馬。広いコースの方が力を発揮しやすそう。加えて左回りもプラス。「オークスの走りを見ても左回りの方がきれいに走れているなという感触がありますし、現状は左回りの方がいいかもしれません」と横山武騎手。やっぱり東京マイルはぴったりだと思いませんか? 引き続き同舞台ならさらにいい走りを見せてくれるでしょう。
今年のヴィクトリアマイルは、ナムラクレアやメイケイエールといったスプリント戦線で活躍してきた馬たちが挑んでくる点もポイント。ナミュールは先行力に加えて、末脚も安定している馬。行きたい馬を行かせて直線で追い込んでくる、というのが私のVプランです。皐月賞をソールオリエンスで制すなど勢いある鞍上とともに待望のGⅠタイトル奪取へ、ここは大チャンス! 単勝と馬連はスターズオンアース、ソダシ、ソングライン、ナムラクレア、ララクリスティーヌへ。(注:1週前時点での予想です)
三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。
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