創業者のジャニー喜多川氏(享年87)による所属タレントらへの性加害報道で激震が収まらないジャニーズ事務所。火消しとして、藤島ジュリー景子社長に代わり、子会社『ジャニーズアイランド』社長の井ノ原快彦を新社長にする人事情報が浮上している。
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事の発端は3月、英国公共放送『BBC』が性加害のドキュメンタリーを放送したことだった。かつてジャニーズ事務所に所属したタレントが『週刊文春』で続々と性被害を告発。現段階で9人が証言し、その中には日本外国特派員協会で記者会見(4月12日)を開いた元ジャニタレもいる。
「これまでジャニー氏の性加害を見て見ぬふりをしてきたNHKをはじめとするテレビ局や大手新聞社が取り上げたことで、さすがのジャニーズも何らかの対策を講じなければならなくなった。そこで社員や所属タレントに聞き取り調査を行った。現段階で被害者は出ていない。その結果を文書で取引先企業に報告し騒動を収めようとしたが、聞き取りは第三者ではなく、ジュリー社長お気入りのジャニタレによるもの。猿芝居ですよ」(夕刊紙記者)
相談窓口もお気に入りの彼ら
前述した日本外国特派員協会での記者会見翌週、ジャニーズ事務所は事務所内でタレントに向け「彼らを窓口にするので所属タレントの皆さんは相談してください」と内々に通達。相談窓口になった〝彼ら〟とは、井ノ原、『TOKIO』の国分太一と松岡昌宏、『関ジャニ∞』の村上信五、『Hey! Say! JUMP』の山田涼介、『Sexy Zone』の菊池風磨の6人だった。
「ジュリー社長のお気に入りの彼らが、事務所の不利になるようなことをするはずがない。形式だけですよ。出来レースにジュリー社長への風当たりは厳しくなるでしょう。そこで責任を取り社長退任、井ノ原にすげ替えるわけです」(同)
昨年9月、『ジャニーズアイランド』社長だった滝沢秀明氏の後任として就任したのが井ノ原だ。
「プロデュース力はともかく、人のよさは誰もが認めている。ジュリー氏の信頼も厚い。彼を新社長にしてジュリー氏は会長職に退く。といっても、ジャニーズの大半の株式を保有しているのは創業家を継いだジュリー氏。井ノ原を社長にして院政を敷くと、もっぱらの噂です」(芸能ライター)
大手芸能プロ役員の話。
「現段階でジャニーさんからの性被害を証言したのは9人。この先、告発する元ジャニタレが何人現れるか分からない。第三者を立てた調査委員会を設けるか、それとも事務所を解散するか。二者択一が迫られますよ。解散した場合、所属のタレントを受け入れる事務所はいくらでもあります」
ジャニーズ帝国崩壊は、カウントダウンに入った。
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