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【黒歴史】坂本勇人はトレード必至…巨人軍の女性スキャンダル列伝

東京ドーム
東京ドーム (C)週刊実話Web

「巨人は常に紳士たれ」。これは球団創立者であり初代オーナー・正力松太郎氏の遺訓の一節だ。しかし昨年9月、巨人のスター選手・坂本勇人に、このスローガンにまるでふさわしくない醜聞が発覚。さらに巨人軍には、過去にもさまざまな女性スキャンダルが…。今回、その「黒歴史」に迫った!


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巨人の坂本勇人が、極度の不振にあえいでいる。原辰徳監督からは「そこは自分で越えないと」と、さじを投げられている状態だ。

開幕から8戦目の4月8日、23打席目にしてようやく今季初安打となるホームランを放ったが、これはもともと得意にしている内角低めの直球を打ったもの。これをもって完全復活とは言い難い。

プロ17年目の34歳。すでにベテランの域に入り、単なるスランプではなく年齢からくる衰えもささやかれるが、加えて精神面の問題も指摘されている。

昨年9月に『週刊文春』が報じた坂本と20代女性との交際問題。流出したLINE画像の中で、坂本は避妊具なしの行為を求め、妊娠を告げられると中絶を強要していた。

坂本はこれまでも度々、女性スキャンダルを取り沙汰されてきた。有名人との交際報道はもちろんのこと、2015年には写真誌『フライデー』で、宮崎キャンプの最中にキャバクラ嬢を宿舎に呼び寄せ、避妊具なしの性行為に及んでいたことが報じられている。

また、昨年6月には『デイリー新潮』で、別のキャバクラ嬢に誘いを断られて逆上した坂本が、太ももに噛みつくなどの暴行に及んでけがをさせ、示談金550万円を支払ったことも報じられている。

「ある意味、女性スキャンダル慣れしていた坂本ですが、LINEが流出してその中での要求の一部〝けつあな確定〟が密かな流行語にまでなったことで、さすがに意気消沈していました」(スポーツ紙記者)

若手選手からの人望を失い、8年間務めてきたキャプテンも辞している。このまま不調が続くようなら、いよいよ現役引退ともなりかねない。

「巨人は何かと注目を浴びてアンチも多いから、坂本が選手を続ける限りは、いつまでも〝けつあな〟呼ばわりされてしまう。それならばいっそのこと移籍して、環境を変えたほうがいいとの声も聞こえてきます」(同)

これまでの実績やネームバリューからすれば、まだまだ坂本の商品価値は高い。

「移籍先の有力候補は日本ハムです。日ハムのショートは2年目の上川畑大悟が守っていますが、実力的にはまだ未熟だし、新球場のエスコンフィールドHOKKAIDOに移転で目玉選手も欲しいところ。暴力事件を起こした中田翔を巨人が引き受けたように、球団同士のパイプも太い」(同)

“世界の王”が安ホテルに苦言

女性問題が原因で巨人から日ハムへ移籍したといえば、現在は古巣の巨人で二軍監督を務める二岡智宏がいる。

二岡は08年、フリーキャスターの山本モナと東京・五反田のホテルに宿泊したことを『女性セブン』で報じられた。このとき二岡の妻は第1子を出産した直後で、しかも本人は故障欠場中の出来事だった。

2人は新宿2丁目のゲイバーでたまたま合流して、同じ広島県出身ということで意気投合。二岡が強引にモナを誘い、タクシーでホテルに向かったという。

この件について当時、福岡ソフトバンクの王貞治監督は、「(プロ野球の選手が)9800円のところに行くのは、いかんわな」と苦言を呈している。不倫はもちろんよろしくないが、それ以前の問題として「紳士たるべき巨人軍の選手」が安ホテルに女性を連れ込むなど、あってはならないというわけだ。

二岡は丸坊主になって謝罪をしたが、結局、シーズン終了後に日ハムへトレードされている。

巨人側の交換要員は、二岡と中継ぎエースの林昌範。一方の日ハム側はマイケル中村と工藤隆人。セーブ王(06年)の中村と林の交換はともかく、工藤は守備固めや代走での出場も多かったセミレギュラーであり、二岡への懲罰的なトレードであることは明らかだった。なお、林もA選手と匿名ではあったが、06年に写真誌『フラッシュ』でファン女性に局部の写メを送ったと報じられている。

二岡は98年のドラフト時に5億円以上の裏金が用意されたとも報じられ、入団後は故障のとき以外、ほとんどの試合に先発出場してきた。そんな中心選手としての価値よりも、球団のイメージダウンのほうが大きいとの判断だったわけだ。

歴史は繰り返すというが、二岡の放出直後にレギュラーを獲得したのが坂本であり、その意味では何やら奇妙な縁を感じなくもない。

不倫ということでは、原監督も12年に『週刊文春』で「過去の不倫関係をめぐって元暴力団員に1億円を支払った」ことが報じられた。球団は1億円の支払いを事実と認めたものの、相手は反社会的勢力ではなかったと主張。原監督の責任についても不問としている。

同年に巨人が日本一になったからということもあろうが、二岡との扱いの差には何かしらの裏事情があるのではと勘繰りたくもなる。

一方、原監督の懐刀として打撃コーチなどを務めた吉村禎章は、11年に『週刊ポスト』で不倫暴行疑惑を報じられると、シーズン終了後に退団している。

「表向きは〝打撃不振の責任を取った〟とのことでしたが、女性スキャンダルを問題視されたとの見方がもっぱらです」(週刊誌記者)

元ソープ嬢との「純愛」成就

さかのぼれば95年、河原純一の結婚も大きな騒動となった。

駒澤大学からドラフト1位で巨人入りした河原は、ルーキーイヤーの6月に初先発を果たすと、故障の桑田真澄に代わって先発ローテーション入り。直後の7月には報知新聞の1面で、大々的に結婚が発表された。

しかし、これが騒動の始まりとなる。新妻は高級ソープランドの人気嬢で、風俗雑誌の巻頭グラビアを飾るなどしていた有名人だったのだ。そして、これが悪いことに、普段は野球など興味がない風俗専門紙の記者に知れてしまった。

「昼飯を食べに行った店に置いてあった新聞を見ると、何度も取材したことのあるSちゃんの写真が1面にデカデカと載っていたのだから、びっくりですよ」(風俗紙記者)

この記者が「どうせすぐにバレることだから」ということで、「Sちゃん結婚おめでとう!」と記事にしたことにより、「河原の妻=元ソープ嬢」ということが一気に広まってしまった。

「はっきりとしたことは分からないけれど、吉原界隈では〝河原が大学時代にプロ野球スカウトの接待でSちゃんの店に連れられてきて、そこで知り合ったのではないか〟と言われていました」(同)

心ないファンは、河原のことを「泡原」「泡様」などと呼んだりもしたが、元ソープ嬢との結婚自体に何か問題があるわけではない。むしろ相手の職業に左右されない河原の「純愛」だったとも言えそうだ。

マスコミも、この時点でとやかく言うことはなかったが、水面下では元ソープ嬢の妻に関する取材が進められていた。そして、その中で過去の薬物使用疑惑が持ち上がると、これをきっかけにして報道は過熱していく。

結局、河原夫妻は協議離婚となり、この騒動の心労もあってか、その後、河原は不調と故障に見舞われることになってしまった。

「プロ野球選手の中には、何人もの選手と関係を持った〝追っかけ〟と結婚した者がたくさんいる。そんな中で河原だけが大々的にスキャンダル扱いされたのは、不運だったとしか言いようがありません」(前出・スポーツ紙記者)

05年に西武、08年に中日に移籍した河原だが、09年は44試合で15ホールド、防御率1点台と活躍し、実力でネガティブな声を封じてみせた。

テレビや主要スポーツ紙では、スルーされがちな巨人選手の女性スキャンダル。これまでのケースは自然に鎮静化してきたが、今回の坂本は〝けつあな確定〟というパワーワードが、ツイッターのトレンド入りしたこともあって、そう簡単に騒ぎが収まりそうもない。

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