重賞勝ち馬が11頭いた桜花賞に比べ、ここは6頭でGⅠ馬も不在と、大混戦模様となっている皐月賞。過去10年の1番人気馬は【3・1・2・4】で、このうち、単勝オッズが1〜2倍台だった4頭は③⑦①①着だが、3倍台以上だった6頭は①②⑥⑦⑮③着。今年のメンバーなら後者のような状況になる可能性は十分。波乱決着に備えておいたほうがよさそうだ(以下のデータは、特に断りのない限り過去10年の集計)。
《持ちタイム》
トップは1分59秒3のホウオウビスケッツ。以下、1分59秒7のフリームファクシ、2分0秒2のファントムシーフ、2分0秒4のタスティエーラ、2分0秒5のグリューネグリーン、トップナイフと続く。なお、最速は1分57秒8で、良馬場の7回の平均勝ちタイムは1分58秒5。
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《前走別成績》
前走別の成績&複勝率と、今年のおもな出走予定馬は以下の通り。トライアルでは、スプリングS(1着ベラジオオペラ、2着ホウオウビスケッツ、3着メタルスピード、4着グラニット)が【2・1・2・31】で13.9%。弥生賞は(1着タスティエーラ、2着トップナイフ、3着ワンダイレクト、8着グリューネグリーン)は【0・5・3・33】で19.5%。若葉S(1着ショウナンバシット、2着ラスハンメル)は【0・1・1・21】で8.7%。なお、本番で馬券圏内があるのは、スプリングSでは6番人気以内かつ2着以内(該当馬はベラジオオペラ、ホウオウビスケッツ)、弥生賞が5番人気以内かつ4着以内(該当馬はタスティエーラ、トップナイフ、ワンダイレクト)、若葉Sが1番人気かつ2着以内(該当馬なし)。トライアル以外で目立つのは共同通信杯(1着ファントムシーフ、2着タッチウッド、5着ウインオーディン)からの馬。【5・0・2・9】で43.8%。馬券圏内7頭中6頭が2着以内からの臨戦だった(該当馬はファントムシーフ、タッチウッド)。他では、朝日杯FS(2着ダノンタッチダウン)が【0・1・0・1】で50.0%、京成杯(1着ソールオリエンス)が【0・0・1・4】で20.0%、きさらぎ賞(1着フリームファクシ)が【0・0・1・6】で14.3%となっている。
《血統》
主要種牡馬の中山芝2000メートルの成績と複勝率(18〜22年)、今回の産駒は以下の通り。ロードカナロアは【10・5・6・51】で29.2%。産駒はシャザーン、ダノンタッチダウン、ベラジオオペラ。ドゥラメンテは【7・7・6・48】で29.4%。産駒はタッチウッド。ハービンジャーは【15・11・18・130】で25.3%。産駒はファントムシーフ、ワンダイレクト。シルバーステートは【1・1・0・14】で12.5%。産駒はショウナンバシット、メタルスピード、ラスハンメル。キタサンブラックは【0・1・0・19】で5.0%。産駒はソールオリエンス。
馬券は印7頭の3連複ボックスで勝負!
◎はファントムシーフ。共同通信杯は余裕の勝利。出遅れもあって4着に敗れたホープフルSからすぐに巻き返してみせた。ルメール騎手とのコンビも心強い。○はダノンタッチダウン。年明け初戦のローテは、もはや王道でもある。瞬発力はここでも引けを取らない。▲はタッチウッド。デビュー戦を楽勝したあとの共同通信杯でも2着。テン乗りでも武豊騎手なら楽しみ。△は、無敗で連勝中のベラジオオペラとソールオリエンス、安定感が光るトップナイフ、持ち時計あるホウオウビスケッツ。馬券は、印各馬の3連複ボックス(35点)で勝負!
《結論》
◎ファントムシーフ
○ダノンタッチダウン
▲タッチウッド
△ベラジオオペラ
△ソールオリエンス
△トップナイフ
△ホウオウビスケッツ
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