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JRA重賞『皐月賞』(GⅠ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ (C)週刊実話Web

あまり大きな声で言うことではないですが、プロフィールにもあるように競馬知識ゼロで配属された私。最初は馬の多さと専門用語の多さに驚きました。聞いていても〝これって本当に日本語?〟と思うくらいにどんな意味で言葉が発せられているか分からず、面食らったものです。そんなときに「馬も人と同じ」と教えてくれたのが横山典騎手。「人間も肩の調子が悪ければ肩を回したりするように、馬もサインを出しているんだ」と分かりやすく伝えてくれたので、それまで遠い存在だった馬を身近に感じることができました。今、楽しく仕事に取り組めているのは、あの一言が大きかったように思います。


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さて、大混戦の皐月賞は、横山典騎手がコンビを組むトップナイフに期待します。近年は、キャリア4戦や5戦など少ないキャリアで勝つ馬が多い一方、こちらはキャリア9戦目。〝トレンド〟とは逆行する形になりますが、レースに出走するごとに力をつけてきたのがこの馬。京都2歳S、ホープフルS、弥生賞と重賞で続けて2着と勝ち星が遠いですが、力のあるところはいつも示しています。

名手が絶妙な手綱さばきを見せる!

キャリアが豊富な分、いろんな競馬を経験していることがこの馬の強み。器用さと経験値が本番で生きるとみます。2戦続けて同舞台である中山の2000メートルに出走している点も魅力。2走前のホープフルSではゴール前で伸び負けたのに対し、前走の弥生賞では最後に盛り返して2着争いを制すなど成長も見せています。3戦続けて重賞で惜敗。悔しいレースが続くだけに、ここへかける思いは陣営も鞍上も強いはず。武豊騎手が大阪杯でマークしたGⅠ最年長記録を塗り替えるのは、やはりこの人でしょう。

逃げるグラニットの離れた2番手で、後続に脚を使わせながらレースを作る。名手・横山典騎手が絶妙な手綱さばきを見せてくれるはずです。単複と馬連はソールオリエンス、タスティエーラ、タッチウッド、ファントムシーフ、ベラジオオペラ、フリームファクシ、ホウオウビスケッツ、マイネルラウレアへ。(注:1週前時点での予想です)

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

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