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『スターにはなれませんでしたが』著者:佐藤満春~話題の1冊☆著者インタビュー

『スターにはなれませんでしたが』KADOKAWA
『スターにはなれませんでしたが』KADOKAWA

『スターにはなれませんでしたが』KADOKAWA/1760円

佐藤満春(さとう・みつはる)
1978年2月17日生まれ。東京都町田市出身、同市在住。お笑い芸人(『どきどきキャンプ』)として活躍しながら、現在はニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』やテレビ朝日系『キョコロヒー』など多くの担当番組を抱える放送作家・構成作家としても活動。


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――芸人や放送作家として活躍されていますが、これまで、どんな番組を担当してきたのですか?

佐藤 数々の番組を担当してきましたが、現在は、『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)、『ナイツザ・ラジオショー』(同)、『日向坂46松田好花の日向坂高校放送部』(同)、『キョコロヒー』(テレビ朝日系)、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)、『ズームイン!!サタデー』(同)などですね。依頼されたものは、とにかくなんでもやっています。情報番組、バラエティー、スポーツなど幅広いです。

――芸人から放送作家の比重が大きくなってきた理由は何ですか?

佐藤 芸人の仕事も作家の仕事も依頼があって初めて成立するものです。ですので、自分から「増やそう」と思っても急に増えることはなく、自然にそうなったという事実から鑑みるに、適性がそこにあったということなのではないでしょうか。ありがたいことに作家の仕事をたくさんいただき、毎日楽しい人たちと楽しい仕事をさせてもらっています。本当に感謝しかありません。依頼した方が「佐藤に頼んでよかった」と思ってもらえるまでは、今後も仕事をやり通したいと思っています。

20年変わらずファミレスで雑談

――『オードリー』若林正恭さんとは、20年来の親友だそうですね。

佐藤 僕の仕事の立ち居振る舞いに大きく影響を与えたのは、間違いなく若林君だと思います。仲良くなったのは2005年12月、僕が芸能事務所の『ケイダッシュステージ』に入った直後です。ある日のネタ見せで、根が暗い僕は稽古場の雰囲気になじめず、外の薄暗い灯下で本を読んでいました。そこに「何読んでるの?」と、すごい勢いで話しかけにきてくれたのが若林君でした。

それ以来、週8~9回は一緒にいたと思います(※1週間の日数より多いのは、1回家に帰ってからその日のうちにまた会ったということ)。そこから年齢や状況は変われど、もう20年弱くらい一緒にいますね。今でも喫茶店やファミレスで、不定期に2人変わらずたわいもない雑談をしている関係性です。

――今後、取り組んでみたい番組などを含め、活動予定を教えて下さい。

佐藤 まずは健康に気をつけて、日々いただいた仕事を一生懸命取り組みたいと思います。個人的には自身で作・演出を担当する『劇、佐藤満春』のラジオ版を作成したいと思っています。ラジオコントで60分、さらにアフタートーク30分くらいの規模感でやりたいですね。

(聞き手/程原ケン)

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